6670 震災遺構と伝承館をめぐる…双葉町
今日は仙台から常磐線に乗って双葉まで向かう。


津波により長期間不通だったところは、高架橋となって生まれ変わった。
田園風景に単線の高架橋というのは、ちょっと不思議な光景だ。


1時間ちょっとで原ノ町駅に到着し、すぐに乗り換えていわき行きに乗る。
20分ほどで双葉駅に到着。


前回訪れたのは、常磐線が全線運転再開した2020年3月。
あのときは、小雨まじりの寒い日で、もちろん観光客なんか誰ひとりいない状態だったが、今日は、多少風が冷たいがとてもいい天気。


大きな建物の壁に、何やら巨大な絵が描かれていた。
いつこんな感じになったんだろうと思ったら、まさにいま描いている絵もあって、何かのイベントのようだ。


2年経って明らかに建物の数が減っている。
もともとあった建物も、そのほとんどが全体が傾いていたり、壁などに大きな損傷があるものばかりだったので、ただ取り壊しが進んでいないだけだったのだろう。


よく見れば、時が止まったままの場所もあちこちある。
それ以外の場所は、ただ広大な空き地が広がるという感じだ。


2年前は立ち入り禁止だった道路も通れるようになっている。
道路脇をよく見ると、津波のがれきが残っているところもある。


_前回は、ちょっと行くとすぐに、帰還困難区域の立ち入り禁止ばかりだったが、今回はごくごく一部になっている。


前回は断念した海まで間近なところに来た。
防波堤を上がると海が見えるか…と思ったら、海はさらにその先だった。


かつてこのあたりがどういう場所だったのか…
よく見れば、建物の基礎と思われるようなものや、お墓だったと思われるようなものとか、わずかにかつてあったものの痕跡がわかるところもあった。

原子力災害伝承館の開館時間の9時が近づいてきたので、そろそろ向かうことにする。
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