6635 “高輪築堤跡”

日本初の鉄道遺構である、高輪築堤が発見されて何度か見に行ったが、その後、どうなっただろう…。
久しぶりに見にいってみた。
以前行ったときには、まさにそこを走っていたであろう線路の幅のある堤があって、錦絵にも描かれた石垣が連なっていたが…
仮囲いの隙間から同じ場所を見たら…
まぁ、予想通りではあったが、ほとんど跡形もなくなっていた。



もしかすると埋め戻しをされていて、その場にあるのかな…と思ったが、あとで、前回見たときの状態と写真で見比べてみたら、築堤が取り除かれた高さにショベルカーがあったので、すでに移動されてしまったようだ。
この場所が再開発されるということであれば、このままというわけにはいかず、仕方ないとはいえ、先日までのように当時と同じ場所で、当時と同じ状態で保存されるということは、永久にできないのだ…と思うと、ちょっと残念ではある。
“おばけトンネル”にも行ってみた。


こちらもずいぶん短くなってしまったが、天井の低さはあいかわらずで、自分も首を曲げないと通れない。
いま思うと、ここを乗用車も通り抜けていたなんて、信じられない。
工事が進捗すれば、こうした変わった光景も過去のものになる。