6588 現代日本のパッケージ2021

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凸版印刷の印刷博物館で開催されている「現代日本のパッケージ2021」を鑑賞。

商品を運ぶだけでなく、商品そのものを構成することもある「パッケージ」という切り口は、身近すぎるがゆえに、ふだんなかなか意識しないものかもしれない。

印刷博物館へ
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現代日本のパッケージ2021
現代日本のパッケージ2021

だから、こうした企画展は、とても新鮮で観ていて楽しかった。たとえば、必ずしもストローがなければならないということはなく、必要に応じてストローなしでも飲めるようになっているパッケージとか、付属品が梱包材に紛れ込んで取り忘れてしまうのを防ぐ包装というのにも感心させられた。

ストロー”あり”でも”なし”でも。
ストロー”あり”でも”なし”でも。
付属品を取り忘れないようにする工夫
付属品を取り忘れないようにする工夫
わずかに傾斜をつけることでさらに頑丈に積み重ねができるようになったダンボールなんてのも、わずかなことだけど、それで大きな改善ができるのだから、すごい。

ほかにも多数の作品が展示されていて、とても見応えがあった。

積みやすくするちょっとした工夫
積みやすくするちょっとした工夫
改善の余地ってあちこちにあるんだ…
改善の余地ってあちこちにあるんだ…
ちなみに、本展は以下の3つのコンクールの受賞作品を展示したものだそうだ。

「第60回ジャパンパッケージングコンペティション」
「日本パッケージデザイン大賞2021」
「2021日本パッケージングコンテスト(第43回)」

いまいち違いはわからなかったけど、パッケージの奥深さはよく分かった。

パッケージは身近過ぎるせいか、つい「こういうものである」と思い込み過ぎているのかもしれない…と痛感させられた気がする。

Posted by ろん