6559 国立競技場に行ってみる
国立競技場を球技専用化するという方針を見直し、陸上トラックも存続することにしたというニュースがあった。
パラリンピックが終わって2ヶ月弱経つが、どうなってるのかな…と思って、ちょっと行ってみた。
雲ひとつないいい天気。朝のひんやりとした空気も相まって、いちょう並木が映える。
若干、葉に黄色みが掛かってきているようではあるが、完全に色づくまでには、もうちょっと時間が掛かりそうだ。
もちろん、周辺の交通規制は解除され、通行止めとなっているところはなくなっている。
2、3ヶ月前までのあの喧騒がウソのように、すっかり、かつての静かな神宮外苑に戻っていた。
オリンピック、パラリンピックのために用意された仮の設備などの撤去工事がまだ行われているようで、多数の作業員とすれ違った。
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国立競技場の用途見直しは、いかに新しい国立競技場が使いづらく、維持することが難しいかを物語るニュースだ。
これまで何度か足を運んできたが、ここまで近づくことができるのは初めてだ。
周囲をぐるりと回って、少し建物を見てみることにした。
まず感じた印象は…
たしかに新しくて綺麗! でも…表面に木材を貼り付けている…というところ以外に、正直、これといった特徴というか、“良さ”みたいなものがわからなかった。
少なくとも、旧国立競技場で感じたような圧倒的な存在感みたいなものは感じなかった。
あえてそういうねらいもあったのかもしれないが、いろいろゴタゴタがあってようやく完成した建物で期待するものも大きかっただけに、ちょっと拍子抜けした感は否めない。
用途をめぐっては、もうしばらく紆余曲折がありそうだ。
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