6396 広島は拒否、金メダルは負担の理由

社会・政治・事件

先日、IOCのバッハ会長が広島を訪れた際の警備費用が、広島県と広島市の折半による負担と決まったそうだ。

別に広島から要請したわけでもないのに、IOC会長という立場で勝手にやってきたにもかかわらず、費用負担を拒否するとは、一体どういう考えなんだろう…と思ってしまう。

IOCや組織委員会は、オリンピックそのものに関わらない広島訪問に費用を出すこと自体できないと最初からわかっていたはずだ。

その上で、”平和のために“として訪れる要人(というのも憚れるけど)を、広島はけっして拒否できないと踏んだのだろう。

広島としては警備費用を”立て替え“たつもりだったが、IOCや組織委員会はバッハ会長が広島を訪問できれば目的達成だし、初めから費用負担をするつもりなんてなかったから、要請は一切無視している…そうかんがえると、辻褄があう。

一方、河村名古屋市長が金メダルに“噛み付いた”事件は、当初、金メダルの交換はしないと伝えられたが、その後、河村市長の負担で交換すると変わったのち、結局、組織委員会負担が決まったという。

これもまたどういう理由でそう決まったのかがよくわからない。

金メダルを交換したり再作成される常識的なケースがあるとしたら…と考えてみた。

たとえば、事件とか災害などで、金メダルが傷ついたり失われるなんて場合に、組織委員会が負担して再作成される…なら問題はないだろう。

組織委員会は、噛み付かれることを”事件“か“災害”として判断したと考えたのだろうか。

国民感情としては、河村市長に請求すればいいじゃないかと思うところに、なぜか組織委員会負担…。

広島にしても、金メダルにしても、とことん国民感情と違った挙動をするのは、どういうことなのだろう。

今後もこうした違和感のある問題が起きる気がしてならない。

Posted by ろん