6380 あえて“密”に飛び込むのも分からなくはない…
いまでも、オリンピックの開催”強行”には違和感を覚える。
でも、その一方で、いまの世の中で起きていること、雰囲気は実感したいという思いもあるので、可能な限り街の様子を見ておきたいと思っている。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるためには、ひとりでも”不必要な外出”は控えるべきという考えも理解できる。
そんな葛藤のなか足を伸ばすのだが、行けば必ず何かしらの収穫はあるもので、感じたり考えさせられることも多い。
開催前々日の一昨日、国立競技場前のオリンピックエンブレムのモニュメントに行ってみた。
ここは立ち入り禁止になってはおらず、観光客や外国の取材陣などが入り乱れ、シーンとしていた先月と比べると、本当に同じ場所かと思わせる賑わいぶりだった。
今回、原則無観客となったわけだが、こういう光景を見ると、当然の判断だったと思わずにはいられない。
試合会場へは直行直帰で…とか、意識して密を避けて…なんて言っても、結局、そんなものは守られることはないのだ。
そして、東京オリンピック開会式の今日。
ブルーインパルスの飛行ルート、特に国立競技場付近はすごい数の人たちが集まっていたという。
こういう状況では、さすがに行く気にならず、なんとか自宅近くから見ようと思った。
もっとも、最初からほとんど見えないルートを飛ぶことは分かっていたのものの、遠くを編隊飛行する様子は見えると思って、カメラを構えていた。
なかなか来ないな…と思って待っていると、突然、全然違う方向から飛んできた。
当初公開されていたルートではないところだったのだ。
準備ができてなかったこともあって、ほとんど写真に収めることができなかった。
もし行っていたら、ちゃんと見られたんだろうな…と思うと、多少無理しても行ってしまいたくなる気も、わからなくもないのだ。