6362 日本の質が落ちた?

ビジネス・経済

三菱電機で、鉄道車両向けの空調機器や、ドア開閉やブレーキに使う空気圧縮機の検査で不正が発覚し社長が謝罪と引責辞任を発表した。

よくある?改竄ではなくて、検査すらせずに架空データを記載するというのは、ひどい。

こうした企業の不祥事が起きると、日本の質が落ちたとか、劣化の象徴みたいなことを言われるときがあるが、それはどうだろう…と思う。

不祥事なんて、それこそ今に始まったことでもなく、今回の場合も、実に35年も前から行われていたというのだから、もうそれくらい前から劣化してたということになる。

品質データを改竄していた神戸製鋼所も記憶に新しいが、こちらは40年以上も前から…というのだから、問題がなかった時期なんてあったのだろうか。

たしかに大きな問題は起きてはいないが、不正が長らく続いていたということに怖さを感じる。

コロナ禍もあってか、一時期の“日本礼賛”ブームは、少し落ち着いた感はあるが、日本や日本人に対する盲目的な過信は気をつけたほうがいいとあらためて思う。

こういうことがあると、外国だから不安とか、日本だから安心とは言い切れないのだ。

Posted by ろん