6321 自らの言動を変えられない人たち

スギ薬局の会長夫妻が新型コロナウイルスのワクチン予約を優先的に確保していた問題は、ちょっと考えれば非難される行為だと思わなかったのかが不思議でならない。
それが一般的な考え方だと思うのだが、そうではなく市に強い圧力で要請してしまうというところに、こうしたことがけっこう日常的に行われていたのではないかと思わせる。
実際「通常の働きかけより強い圧力というかプレッシャーと認識していた」と市長が発言しているように、多かれ少なかれ常日頃から“働きかけ”はあったのだろう。
また日本医師会の会長が、いわゆる“まん防”の期間中に、自らが主催した政治パーティーを開いた問題も不思議でならない。
そんなことしたら絶対に指摘されるだろうに、それに気づかないというか、バレると思わないのか、そもそも気にしていないというところが、やっぱり一般的な発想と大きく異なっている。
「感染防止対策もをしていたから問題ない」という主張はまったくの後付けで、パーティを開催することには躊躇うことすらなかったと思う。
これも“スギ問題”と同じで、こういう非常事態であっても、自らの言動を変えることのできない人たちなのだ。
こういう人たちがトップにいる組織が気の毒になってくる。
スギはともかく、日本医師会はムダにマスコミ等で発言するから始末に負えない。