6309 あまりに軽い発言
昨夜、何気なくテレビを見ていたら、TBSの「NEWS23」をやっていたので、何気なく観ていた。
小泉進次郎環境大臣のインタビューのようだ。
そのなかで、かなりびっくりすることを言ってた。
先日、気候変動サミットで温室効果ガスを46%削減することを目指すと表明した菅首相の発言に対して、小泉氏がたしかにこう言ったのだ。
「おぼろげながら浮かんできた」
耳を疑ったがたしかにそう言っていた。
あまりにびっくりして、本当にそんなことを言ったのかと思って録画を始めたが、その場面は放送されなかった。
その後…
「『金メダル目指します』と言って、その結果、銅メダルだったとき非難しますかね」
…と、なぜかオリンピックのメダルに例えたのだ。
これはいったいなんだろう?
これまでどんなに無理をしても、30%台後半が限界だとされたいた削減目標を、46%まで積み上げた理由が、「浮かんできた」だの「金メダル」だの言われて「わかりました」という人がどれだけいるのだろう?
自分の主張をただ言いたいだけで、そもそも、趣旨を理解してもらおうとか、そして達成しようという気はさらさらないのだ。
つまりこの発言に責任を持っていない。
これは、彼だけではなく、ここ最近の多くの政治家の発言で感じることだ。
あまりに軽すぎる。
これほどまでに責任を感じず、自分の言うことがこれほどまでに軽くて済むのなら、生きるのがどんなに楽だろうと思う。