6263 「前田利為 春雨に真珠をみた人」展
久しぶりの目黒区美術館。
前田家第16代当主前田利為の近代美術コレクション展。
そもそも前田利為についてもよく知らないうえに、彼の収集した作品群も、あまりしらない作家ばかりだったせいか、ちょっと面白みに欠けた感じがしてしまった。
素人として勝手に言わせてもらえれば、もうちょっと工夫があっても良かったのではないかと思う。
というのも、展示作品の解説は、その作品の説明ではなく、その作品の作者の解説なので、作品そのものについて理解しにくいのだ。
作品同士の関連性はあまり関係がない感じで、ただ並べられてるだけといった印象だった。
パリ駐在中に自ら作家に作品の制作を依頼するとか、東郷青児らのグループ展に対して酷評したり…と、前田利為のコレクションに対する情熱はすごかったようなので、作品だけよりも、前田利為自身にもスポットを当てたほうが面白かったのではないかと思った。