6226 感染拡大を止める道のりの険しさ

新型コロナウイルス

この記事を読んで、これが今の実態なんだろうな…と思った。

嫌になってしまうほど多い会食や飲み会・減らない人出 ー私たち医療者は何のために新型コロナと向き合っているのか?

ちょっと長いが引用する。

私は年末は12月30日まで、年始は1月2日から診療をしていましたが、新型コロナと診断した患者さんや濃厚接触者に該当する無症状の方々に1週間程前からの行動形態を伺うと、「知人と10人くらいでクリスマスパーティーを自宅でしていました」「正月休み中は毎日違う友人と飲みに行っていました」「昼間に新年会をしていました」等々・・・「潜伏期間に一致する時期」に「お互いがマスクなしの長時間の会話機会があった」人たちばかり(というよりほぼすべて、しかもほとんどは20歳代の方々)です。これ以外にも「人ごみに行きましたか?」「通勤状況はどうですか?」などとも伺っていますが、皆さん揃って「マスクをして手の消毒をして感染対策はしっかりとしていました」と回答されます。

これこそが現場にいる人の実感なのだろう。

新型コロナウイルスに見舞われてから、もう1年になるが、その間、それなりに知見も蓄積できて、それなりの対応策もわかってきてるはずだ。

でも、こういう話を聞く限り、実際は「マスクや消毒をすればいい」というだけで、“何のために”それをしてるのかが、わかってないようだ。

だから、マスクを外す飲食で感染してるにもかかわらず「ちゃんと対策してたのになぜ?」となってしまうのだろう。

こういうことを聞くと、強制的に飲食店を閉めさせるしかないのか…と思うのと同時に、感染拡大を止める道のりの険しさを感じずにはいられない。

Posted by ろん