[社会の窓]2020年の羽子板市を訪れて
今年はさまざまなイベントが中止もしくはオンライン開催となったので、無理かと思った浅草寺の羽子板市は、かなり規模を縮小しながらも開催されていた。
昨日、訪れたのは9時前で人はほとんどいなかったが、冷たい空気のなか、華やいだたくさんの羽子板を前にすると、なんとも気持ちが高揚してくるのがわかる。
あぁやっぱり、現地で開催されてこそ意味があるんだなぁ…と実感する。
こうしてただイベントが開催されて、その場に足をを運べた…たったこれだけのことが、どんなに貴重なことだったのか…と思うのだ。
一年を象徴する羽子板を前に、あまりに異質だった2020年の年の瀬を感じる。