6188 意外と日本列島は大きい
ふだんよく見かける、メルカトル図法による世界地図は、緯度が高いと拡大されているため、距離や面積は不正確だが、緯線と経線が直交しているので2つの地点の緯度・経度を比較しやすい。
メルカトル図法の「ゆがみ」を実感できるサイトが紹介されていた。
比較対象の国を入力すると、その国の形が着色されて移動できるようになる。
これを世界のあちこちに移動させると、緯度に合わせた“ひずみ”が反映した形になる。

これが、けっこうよくできていて、動きもスムーズだ。
日本をヨーロッパに持っていくと日本の北から南の範囲にすっぽりと収まってしまう。

地図上ではかなりの大きさのある、グリーンランドに日本を持っていくと、ビックリするくらい日本が伸びて大きくなっていく。
当然北に位置する北海道が大きくなる。
そして、やっぱり日本と同じくらいの大きさになるのだ。

今度は、アラスカの方に日本を持っていくと…
日本全体が大きくなる感じで、アラスカをはみ出してしまうほどの大きさになってしまった。
もちろん面積は断然アラスカの方が広いのだけど、日本の大きさと比べるとそのイメージは一変する。
時には無意識となってしまっている常識を疑ってみることも大事なのかもしれない。