6187 白山通り通行止め
今日22日、東京都・北区の合同総合防災訓練の実施にあわせて、都内の国道17号線である中山道と白山通りが約14kmにわたって車両通行禁止となるという。
これほど長い距離をどうやって通行止めにするんだろう…思って、西巣鴨交差点にやってきた。
西巣鴨より都心側は白山通り、反対側は中山道と呼ばれている。
交差しているのは、明治通りだ。
車両通行止めは、午前9時から10時までの1時間ということだったが、9時を過ぎてるのに、なぜか中山道方面からは車がどんどん走ってきていた。
あとでわかったが、中山道や白山通りを通行止めにしても、路地から入ってくる車までは防ぎきれないようで、主要な交差点で迂回するように指示されるようだった。
西巣鴨交差点でもそのような措置が取られ、中山道方面から来た車は、そのまま白山通り方面への進入はできず、明治通りに曲がるように指示されていた。
同様に、白山通りのほうからやってきた車も、明治通り方面に向かうようにさせられていた。
白山通りを見ると、ほとんど車が走っていない状態になった。
警察の無線が漏れ聞こえてきた。
「車列は千石駅通過」「巣鴨駅通過」
何が近づいてくるのか?
白バイの後に、自衛隊の車がやってきた。
災害時の訓練だから、見慣れない車とかがやってくるんだろうか?
他にどんな車が来るのだろう…
あれ?
その後の車がちっとも来ない。
よくよく見てみると、どうやら信号待ちをしているようだ。
この通りは他の車は通行止めだが、交差している道路や、横断する人もいるから、信号は守られているのだ。
そしてようやくやってきたのは…
首都高速のパトロールカーと、東京ガスの車両だけだった。
もっと珍しい車が来ると思い込んでいたが、確かに災害時の緊急車両だ。
しばらくして反対側にも来るということで待っていたら、今度は、消防車とNTTの車だった。
こちらも、緊急車両ではある。
他に何かあるのかな…と思ったが、これで終わりのようだった。
あとは一斉解除になるからそれまで待機…と無線連絡が聞こえてきた。
途中通りを横断して反対側に回ろうと思ったが、いつまで経っても信号が変わらない。
無線の声が聞こえてきてわかったのは、信号を操作して都電の動きも変えていたようだった。
こういう訓練も、今回のようにやってみないとわからないこともあるかもしれない。
影響を受けた人は戸惑ったかもしれないが、これはとても大事な必要な訓練だろう。