6186 パスワード付きzipファイル
中央省庁から送信されるメールに添付される「パスワード付きZIPファイル」を廃止するということになったようだ。
霞が関でパスワード付きzipファイルを廃止へ 平井デジタル相
これまで文書データを添付するとき、ZIPファイルに加工し、それにパスワードを付けて、添付ファイルとは別にパスワードを後から送って、これが”セキュリティ対策”として行われてきた。
同じ差出人から同じ人宛に、ZIPファイルとそれを解除するパスワードを立て続けに送るのだから、もし悪意を持った人が、ファイルを盗もうと思ったら、これほど好都合な状態はないだろう。
でも、これが当然のように、長らく慣例的に行われてきたのだ。
以前から、この奇妙さについては指摘したことがあったっけと思い出して検索してみたら、ちょうど8年前のことだった。
パスワードはのちほど…って意味があるんだろうか…と常々思っていたことだった。
それが、今回、中央省庁から率先して対応すると表明したのはよかった。
いくら無意味であっても、ある種の作法とかルール的な状態となってしまうと、自分だけやめるというのが、難しくなってしまう。
ほんと、慣例って怖い。