6173 ドラマの中の旅客機シートの話
先日もコンビニ用のロケスタジオを取り上げたばかりだが、以前から、ロケスタジオで気になっている場面がある。
それは、ドラマでよくある旅客機の機内のシーンだ。
ほんのわずかなシーンだけのために、本物の旅客機を使うこともできないから、機内を模したロケスタジオを使うことになるのだが、それがいつもあまりに現実に合ってなくて、機内のシーンが出るたびに、強い違和感を覚えてしまう。
先日放送された、監察医朝顔（フジテレビ系）で、海外旅行から帰ってくるシーン。
いつの時代だ？と思わせる、まるで博物館の展示物のような、シートの色は、どこか古風さを感じてしまう。
おそらく、ろくにリクライニングもしなさそうだ。
そして、作品そのものに、いろいろとツッコミどころの多い、24 JAPAN（テレビ朝日系）でも、機内シーンがあった。
こちらは、おそらくビジネスクラスのイメージなのだろうが、これもひどかった。
多少シートピッチが広いだけで、これもなぜかリクライニングもしなさそうだし、こちらも首周りのクッションもとても貧弱に見える。
旅客機のシートはどんどん進化していて、それを目にする人も多いはずなのに、こういう風景に違和感を覚える関係者はいないのだろうか？