6120 滅多にないことがしょっちゅう起きる時代

台風10号の影響が心配だ。
ただ、当初見込まれていたよりも勢力は弱まったようで、予告されていた特別警報は出されなかった。
それでも、気象情報で見る台風は、とてつもない存在感で、沖縄から九州にかけてを丸呑みしそうな雰囲気だった。
100年に一度クラスの台風ということだったが、いまのところ、そう言われるほどの被害は出てない模様だ。
いや、そうした情報がないというのは、情報を伝えることができないくらいの被害が出ているかもしれない…という気もして、ちょっと怖い。
なんとか、今回の台風をしのいだとしても、今後100年はこのレベルの台風が来ない…だなんて、誰も思ってないだろう。
むしろ、しょっちゅう起きるはずだ。
100年に一度…というのは、滅多にないことの例えなのだろうけど、それがしょっちゅう起きるわけで、だんだん意味が分からなくなってくる。
より警戒してもらうための、100年に一度という表現が、どんどん、ありふれた表現になってしまう。
いまはそういう時代なのだ。