6097 別に同じだっていいのだけど
広島と長崎のそれぞれで開かれた平和記念式典での安倍首相のあいさつが、酷似しているというニュースがあった。
実際同じ戦争のもとわずか3日の差で被爆したとなれば、言葉にそう大きな違いは出てこない。
実際、これまでの首相のあいさつでも、同じようなケースもあったようだ。
そう言った意味では、言葉が酷似していたということ自体はそれほど問題ではないと思う。
なぜ批判されるのか?
それは、ふだんから自分の言葉で喋っていないからだ。
原稿を読み上げるだけの安倍首相の演説を聞くたびに、本当にひどいと思ってしまう。
原稿を理解しないまま読んでいるから、読み間違えても気づかないわけで、これではもう演説になっていない。
自分の言葉で伝えることは、リーダーにとってもっとも大事なことのひとつで、それがきちんと伝わっているか、どういう反応があるのか、気になるはずだ。
でも、そういうそぶりはまったく見せない。
むしろ、まったく気にしていないように見える。
それくらいでないと、こういう立場でいられないのだろうか?