5676 知識の共有の難しさ

新型コロナウイルス

新宿の舞台で起きたクラスターは、かなり規模の大きなものになってきた。

舞台の主催者は、こうした時期で開催する以上、感染拡大への対策をきちんととっているものだと思っていたが、どうもそうでもないようだ。

主催者の発表によれば…

当社としては、公益社団法人全国公立文化施設協会等の定めるガイドラインに即し、出演者に対し、稽古及び舞台中に37.5度以上の熱が出たり、体
調不良を覚えたりした場合には、直ちに制作スタッフに申告していただくようお願いしておりました。7月4日に1名の方から申告をいただきましたが、抗体検査の実施の結果、陰性であったことと、検温の結果がガイドラインの規定の範囲内であったことから、ご本人とご相談の上、ご出演となりました。

ここでなぜ”抗体検査”なんだろう?

抗体検査では、現時点で感染しているかどうかの判断はできない…と、さんざん伝えられているだろうし、もしこれを医療機関で実施していたとしたら、そういうことも聞かされていたはずだ。

そう考えると、陽性と出てしまったら中止にせざるを得ないPCR検査は避けて、あえて“抗体検査”で問題なかったとして知らなかったふりで強行したなんて考えるのは、穿った見方だろうか?

そう思ったら、こんな報道があった。

 「抗体検査は新型コロナウイルスに『かかったことがまだない』『過去にかかっている』『今現在かかっている』この3つの答えが出ますから。陰性というのはかかっていないということです。この人たち(陰性の人)がGoToキャンペーンに参加すればいいと思っています。やらないより安心できますよね。」(大阪市 松井一郎市長 7月14日)

さすがにマスコミ側も指摘しているが、公の責任のある立場にある人でも、やっぱりこういう考えを持ってる人もいるのだ。

新宿の劇場の件も、本当に知らなかったとも思えてくる。

知識の共有の難しさを痛感させられる。

Posted by ろん