6043 キャバレーと接待

新型コロナウイルス,社会・政治・事件

かつて銀座にあったキャバレー「白いばら」
かつて銀座にあったキャバレー「白いばら」

新型コロナウイルスに関連したニュースで「繁華街の接待を伴う飲食店」という表現があって、以前から違和感があったが、今後は「キャバレー」や「ナイトクラブ」など具体的な業態を示す方針を示した。

キャバレー…っても、あまり最近はない業態のような気もする。

…っていうか、接待って何だろう…と思って検索。

そもそも接待という表現が、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律のなかにあるのだ。

接待飲食等営業
1号営業 料理店、社交飲食店
2号営業 低照度飲食店
3号営業 区画席飲食店
遊技場営業
4号営業 マージャン店・パチンコ店等
5号営業 ゲームセンター等

1号営業の説明には「キャバレー、待合、料理店、カフェーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食させる営業」とある。2号との違いは、お店がお客さんを接待をするかどうかの差にあるのだそうだ。

そして、2号や3号では、客席の照度とか客席の広さや他から見通しがきくかどうかなども基準になるのも興味深い。

ただ、そうなると”接待”ってなんだろう?ということになる。

こちらの情報によれば…

接待とは、「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」をいう。この意味は、営業者、従業者等との会話やサービス等慰安や歓楽を期待して来店する客に対し、その気持ちに応えるため営業者側の積極的な行為として相手を特定して3の各号に掲げるような興趣を添える会話やサービス等を行うことをいう。言い換えれば、特定の客又は客のグループに対して単なる飲食行為に通常伴う役務の提供を超える程度の会話やサービス行為等を行うことである。
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準について

歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」…ってなかなか難しい表現だが、定義はあるのだ。

だから、ときどき、おそらく”接待”を指しているのに”接客”と表現されているときがあるから、よけい混乱してしまうのだ。

Posted by ろん