[社会の窓]マスク姿の小便小僧(発令41日目)
今日も出勤となった。
ついでに寄った浜松町駅の小便小僧は、紙の兜をかぶり、マスクをしていた。
この様子は、2020年5月を象徴する姿だと思う。
先週14日、全国に出されていた緊急事態宣言が、39県で解除された。
宣言が出されたころは、爆発的な感染拡大…オーバーシュートなんていう言葉が飛び交っていたが、最近はめっきり聞かなくなった。
それは、その可能性が低くなったからだろう。
実際、感染者数も減少している。
しかし、どういうわけだか、なぜ感染者数が減ってるのかという肝心な説明がない。
これは、本当に奇妙なことだと思う。
先日も取り上げたとおり、緊急事態宣言によう外出自粛と、新規感染者数増加とは関係がない。
感染者が減った理由もわからないのに、いまの自粛を継続する意味もないのだけど、もちろん、何の対策も必要ないということはあり得ない。
現時点では、感染が爆発的に増えるという最悪の事態は避けられているようだが、見通しが見えないという不安はまだ続く。
いつか、この兜をかぶった小便小僧が、歴史の一ページとして記録される光景となるのだろうか?