6029 きぼうが見えた
国際宇宙ステーションは、地上から約400kmの上空を秒速約7.7km(時速約27,700km)で飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周している。
この国際宇宙ステーションには、日本実験棟「きぼう」が作られている。
条件さえあれば、地上からよく見えるので、ときどきニュースなどで話題に上がるのだけど、これまでなかなかタイミングが合わず見ることができなかった。
たまたま雨だったとか、気づいたときには過ぎていたとか、入浴中とか移動中だった…とか。
今日19時58分に見られるということで、あらかじめアラームをセットして、この時間を待った。
来た!

明るい光がすーっと近づいてきた。
たまたま近くをヘリコプターが飛んでいたから、その光がヘリコプターのもののように感じる瞬間もあったが、もちろん音はしない。
光は一定の明るさを保ったまま移動してマンションの影に隠れた。
地上400kmというと、東京から大阪までの直線距離くらいらしい。
それがこれほど明るく見えるというのは、相当明るく光っている…というか、太陽の光の反射がすごい…ということになる。

そういえば、これまで実物大模型は、横浜や各務原で見たことはあったが、“実物”を見たのは初めてだ。
こういう光景は、ぜひ小さな子供たちなんかに見てもらって、宇宙に興味を持ってもらいたいなぁ…と思った。