6026 定まらない常識(発令37日目)
いつまで経っても、新型コロナウイルスに対する“常識”が定まらないなぁ…と思う。
感染が確認され始めたころ、マスクは不要みたいな話もあったが、いつの間にか“必須”となった。
それは無症状でも感染している可能性があるため、たとえ感染していないと思っていても感染者と同じ行動をしたほうがよいという考えに基づくのだろう。
そう言った意味では、新しい常識であり、常識が変わったことに対しては仕方がない面もある。
しかし、いつまでも“常識が定まらない”という状況は、行動を停滞させたり、事態を悪化さてしまうことにもなりかねない気がする。
たとえば…PCR検査数。
当初は、検査はあえて絞っていて、むやむに増やすべきではないという考えが大勢を占めていたが、なかなか検査されないということが常態化してくると、やっぱり増やすべき…という流れになった。
その一方で、今でも増やすべきでないという声も散見されるから困る。
たとえば…電車の窓開け。
電車の窓は積極的に開放されていて、風の通りをよくしているが、これはもちろん、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的で、たしかに理に適ってるよなぁ…と思っていたら、これはウイルス拡散するから“逆効果”という意見が出てきた。
うーん…どんなことでもそうだが、結局どちらにもそれぞれ意味があって、メリットデメリットがあるのだろう。
ただ、このウイルス拡散という話も正しいとは思うけど、これによって実際に感染するかどうかは別のような気がしてならないけど…ウイルスがバラバラと舞ったとしても、感染しないのであれば何の心配もいらないわけだし。
マスコミは、同じような話題をだらだらと繰り返すのではなく、こういう対立した意見を、それぞれの識者で“戦わせる”機会を作って見る人に判断を委ねてほしい。