6012 何を目指せばいいのか?(発令23日目)
5月6日までとされた、緊急事態宣言は、どうやら継続されると言われている。
宣言発令以来「人と人との接触を8割減らす」ことが求められ、都心の繁華街は減ったが、商店街はむしろ増えたとか、観光客が駐車場に列を作っている…みたいなニュースが伝わってきている。
ただ、なんとなくモヤモヤするのが、なんだか8割減らせばいい…みたいな話ばかり聞こえてくるということだ。
言うまでもなく、人との接触を8割減らすがのがゴールではなく、新規の感染者数を減らしていくことをゴールのはず。
そのゴールがちっとも見えない。
発令から3週間が過ぎたいま、ふと思ったのは、以前感染の拡大が続いているのか収束しているのかを見る目安として「再生産数」という数値はどうなったのだろう?…ということだった。
これは、1人のウイルス感染者が何人に感染させるかを示す数で「1」を割り込むと収束に向かうとされている。
いまの日本はどうなんだろう…と思って検索したが、まったく出てこない。
で、最初にヒットしたのが…
コロナ再生産数、更新止まった日本 足らぬ集合知
拡大か収束か見通せず
…というものだった。
記事によれば、なんと4月1日以降は示されていないのだという。
ちょっと前まで、東京都の感染者数の増減に一喜一憂していたが、そもそも検査人数が日によってまちまちなのだから、実は、あまり意味がなかったことなのだ。
いまの日本はどうなのか…自粛に努めた結果はどうなのか?
なんとなく減ったではなく、どこまで減ればいいのか…雰囲気ではなく、きちんと目標を決めたい。
いつまでも、このままズルズルと“緊急が続く”のはおかしいと思う。