6007 緊急事態で食べたもの(発令17日目)
東京都内の感染者数は急激な増加は止まったように見えるが、減りもしないので、不気味な小康状態が続いている感じだ。
先日、買い物の途中で、ふだんはガレージになっているところで、何やらいろいろと売っていた。
売ってる商品はどれも業務用のものばかり。
キロ単位のマーガリンもある。
コロナ禍で軒並みお祭りなどが中止となってしまったことで、屋台向けの商品がすべてキャンセルとなったため、こうしてやむをえず小売りしてるのだそうだ。
ほとんど投げ売りに近い状態ではあるが、あまりに大量であるため、あまり買われていない感じだった。
店頭を見ていたら、賞味期限を気にしないんだったら持って行って…と渡されたのが、ソースせんべい。
たしかに賞味期限は切れていたが、気にしないのでありがたくいただく。
もっとも、これまで屋台でソースせんべいを食べたことがなかったので、今回が初めてだ。
ソースせんべいと言っても、これ自体に味があるわけじゃなく、これに、ジャムなどのソースを挟んで食べるものなのだ。
賞味期限切れといえば、夕食のチキンライスとドライカレーも賞味期限切れだった。
会社で備蓄していた非常食は賞味期限切れ直前に配布されることがある。
それを今年初めにもらってきていたのを思い出し、食べてみた。
お湯もしくは水を浸すだけで食べられるアルファ米は初めてだ。
食べ方の注意書きをしっかり読みながら準備をする。
お湯を使ったので15分待つ。
できあがったチキンライスとドライカレー…想像よりも美味しかった。
普通のご飯と比べると、多少お米の芯みたいなものはあったが、これは不快な感じではなく、むしろ食べ応えみたいなものに感じて良かった。
コロナ禍においては、不要かもしれないが、震災のような災害に備えて、こうしたアルファ米も非常食として備蓄しておいたほうがいいのかもしれない…なんて思った。