5998 悪い話ばかり(発令8日目)
厚生労働省クラスター対策班は、人と人との接触を減らすなどの“対策を全く取らない”場合、国内で約85万人が重篤になり、約42万人が死亡する恐れがあると発表した。
こういった数字は、おそらく計算で簡単に算出できるはずで、もうずいぶん前から、わかっていたはずだ。
それを、いまこうして発表するということは、いかに対策が遅れているかということを暗に示しているのだろう。
仮に“対策を取った”場合は、幾分か抑えられるのだろうが、この1週間の状況を見ていたら、それがいかに絶望的なことかがよくわかる。
さらに、アメリカのハーバード大学の研究者が、都市封鎖(ロックダウン)だけでは収束することはなく、医療崩壊を防ぐには対人距離の確保(社会的距離、ソーシャル・ディスタンス)は、実に2022年まで断続的に必要になるとの予測を発表した。
緊急事態宣言は5月6日まで…としているが、おそらくもうこの日にちには何の意味も持たないことになるだろう。
そして、延長に次ぐ延長を繰り返し、このいまの状況が日常になっていくのかもしれない。
まだその覚悟はできていないが、否応なく思い知らされることになるのかもしrない。