5954 2億円
2億円!?
2億円、「世界一高い薬」承認へ 脊髄性筋萎縮症の治療
製薬大手ノバルティスファーマが申請。米国では食品医薬品局(FDA)が昨年5月に承認した。1回の投与で治療が終わるが、米国での費用は2億円以上。日本でも承認を経て今年5月にも保険適用され、高額の薬価が公的医療保険の財源に影響する可能性がある。
たった1回で2億円以上…。
命はお金では買えない尊いものかもしれないが、あまりに行き過ぎてくると、ちょっと待てよ…と立ち止まって考えないといけない気がしてくる。
比較することが憚られるけど、もし2億円あったら…と思う。
2億円もあったら、使い方によっては、救える命が数万人単位ということもあり得るのに、この2億円の薬が使われる対象は…たった1人だ。
そして、さらに気になるのは、この薬が保険適用されるということ。
なかなか保険が適用されないさまざまな薬や治療法があって、その適用を大勢の人たちが待っている状況もある。
相互扶助の精神にもとづく健康保険とのバランスは、どう考えたらいいのだろう。