[社会の窓]クルーズ船
新型コロナウイルスの影響は、当初の予想をはるかに超えて、拡大の一途を辿っている。
一時は、中国武漢からのチャーター機が注目を集めたが、ここ最近は、横浜港に接岸しているクルーズ船の話題で持ち切りだ、
“風評被害”とまでは言わないが、決してプラスでないイメージが付いてしまった感はある。
クルーズ船のような限られた環境で、ひとたびこうした感染症が起きてしまうと、とても脆弱なものであるということが露呈してしまった。
関係者にとっては今回の一連の状況から学ぶことは多いが、一般の乗客にとっては、今後、クルーズ船に対して躊躇いを感じさせることになるだろう。
クルーズ船といえば、何年か前に博多港で見掛けたことがあったな…と撮影した写真を検索したら見つかった。

そして大したことではないけど、偶然なことが2つあった。
それは、撮影した日が2年前の同じ日…2月22日だったということ。
そして、撮影したクルーズ船「コスタ・セレーナ号」の全長が、今回注目を集めている「ダイヤモンドプリンセス号」とまったく同じ、290mであることだった。
新型コロナウイルスが広まり始めたころからしたら、まさか、クルーズ船がここまで注目されることになるとは思ってもみなかった。
まだ終息の兆しが見えないし、むしろ感染拡大を防ぐためさまざまなイベントが中止になるなど、どこまで影響が広がるか先が見通せない。
今年最大のイベントにどのように影響するのだろう。
見通しの立たないできごとばかり起きるから、まったく想像がつかない。