5894 責任を取る人がいない

社会・政治・事件

今日、子会社かんぽ生命の不適切販売問題で、親会社の日本郵政社長らが記者会見をした。

会見のなかで経営責任について問われるまで、自ら辞任を示唆するような話はなかったらしい。

最近は、不祥事が起きても、きちんと責任を取ってる人があまりに少ない気がする。

たとえば、千葉県知事…
台風が直撃した当日に登庁せず翌日も別荘に立ち寄るなどの行動が批判を浴びたが、その責任の取り方は、3ヶ月分の給与と賞与の自主返納、“10分の1”である。

たとえば、文部科学省と文部科学大臣…
英語の民間試験と国語と数学の記述式問題は、以前から指摘があったにもかかわらず、対応が遅れに遅れたうえに、ようやく延期となったが、この責任は誰も取らない。

たとえば、セブンイレブン…
7Payの不正利用の記憶も新しいなかで、本部社員による無断発注問題に続いて、残業手当の未払いが発覚…と不祥事が続いているが、会社としての責任を取ろうという雰囲気はまったく伝わってこない。

「桜を見る会」やその前夜祭のように、“そもそも不祥事としない”ようにしてしまうテクニックなんかも見せつけられると、責任っていったい何だろう?と思わずにはいられない。

Posted by ろん