5817 電波が届かないときの行動
そのせいだろうか、この駅では、携帯電話の電波がほとんど入らないのだ。
スマホやiPadなどを見ていて、ふと画面が更新できなくなったときに、止まっている駅を確認すると、たいていこの駅だった。
だから、この駅に付近では、画面の更新を控えるようにしている。
そんなとき、ふと他の乗客を見回してみると、興味深い行動をしていることに気がついた。
スマホの画面が変わらないから、理由がわからず苦慮しているのだ。
その行動パターンに、けっこうバラエティがある。
多くは画面の更新をしているようだが、細かく見ると、WiFiや3GやLTEの回線を切断したり、アプリを終了する仕草をする人は多く見かけた。
なかには、スマホを何度も振る人もいたが、おそらく効果はあまりないんじゃないかと思うのだけど、実際どうなんだろう?
あと、そもそもスマホを見ること自体を諦めて目を瞑る人もいた。
ニュース系のサイトを見ている人は、見出しだけだったり、何度も同じ記事を読み返していたりしているようだった。
特に何も変化がない人もそれなりにいたので、不思議に思って見ていたら、どうやらゲームをやっているようだった。
多少の回線切断でも問題ないのだろう。
苦労している人には、教えてあげたい。
ここの回線は切れてるから、無駄な抵抗はやめたほうがいいよ…って。