5756 GSOMIA破棄
韓国によるGSOMIA破棄のニュースには、びっくりした。
もともと微妙な関係ではあったが、アメリカを介して軍事面では最低限の同盟関係は維持できていると思っていた。
昨年末の韓国海軍レーダー照射問題で、軍事面でも、対立が目立つようになってしまったものの、それでも最低限の関係は保てると思っていたが、軍事協定破棄という事態を迎えてしまった。
北朝鮮に対抗するための軍事協定を破棄してしまうということは、あきらかに北朝鮮を利する行為なわけで、まったく理解できない。
どんな手を使ってでも、日本を困らせてやろう…ということなのだろうけど、たとえ、それで自分たちを窮地に追い込んでも構わないという発想は、ちょっと怖い。
いや、中国やロシアを利する結果になることを分かって、あえてやっているのだとしたら、もっと怖い。
すべてに感情が優先する社会は、“国民性”だと分かってはいても、容易に理解はできない。
政権が変われば事態は変わる…という意見もあるようだが、これまでの状況を見ていたら、そんなのは極めて甘い考えだと言わざるを得ない。
もう政権に期待することは無理なので、たとえば、経済面などから社会に深刻な影響が目に見える状況になれば、変わることがあるかもしれない。
もうそれくらいしか、頼れるものはない気がする。