5735 土用の丑の日の翌日

街歩き

昨日は、土用の丑の日だったようだ。

近所のスーパーでは、かつてのような宣伝は一切なく、ふだんよりも売り場に置かれたウナギの数が多かった程度だった。

そりゃそうだろう。

中国産ウナギですら2,000円弱で売られていて、国産ウナギが3,000円台にもなっていたら、さすがにもう普通の人は、手が出せないだろう。

土用の丑の日に合わせて、ふつうに食べていたころが懐かしい。

ウナギの稚魚であるシラスウナギの不漁が続いているためだ。

232トンだった1963年の漁獲量と比べて、今年は3.7トンで、わずか1.6%だそうだ。

もうウナギの数自体少ないのだ。

深刻さが伝わってくる今日は、土用の丑の日の翌日だが、たまたま通った、うなぎ屋の店先で「うなぎ売り切れ」の案内を見かけた。

土用の丑の日の翌日の日曜日で、ウナギ売り切れとは…。

こんなにも値上がりしているのに、まだまだウナギを求める人が少なくないということと、実際の需要に追いついていないという現実を知った。

気軽にウナギを食べられる日が来るのだろうか。

Posted by ろん