ランキングのカラクリ/谷岡 一郎

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ランキングのカラクリ
谷岡 一郎
自由国民社 (2019/4/18)

「ランキング」の内容の怪しさについては、ときどき、記事に取り上げることがあるが、本書は、専門家の立場から、ランキングのカラクリを紹介する。

視聴率、赤ちゃんの名前、理想の上司、住みたい街、全国学力など、ふだんニュースなどで見聞きする、さまざまなランキングを取り上げて、ランキングの裏に隠されたカラクリを解き明かしていく。

まずは冒頭で、“平均”というものが、1つではなく、目的によって3つ(算術平均、中間値、最頻値)あるというところに触れる。

最近ではだいぶ知られてきた気がするが、日本人の平均資産を紹介するときに、単純計算で導き出される“算術平均”で示すと極端に多い人に引きずられて異常に高い値が出てくるが、上位と下位に同じ数となる“中間値”にすると実態にあった値が出てくるというと、“平均”というもにも種類があるということが理解しやすい。

興味深かったのは、内閣支持率調査を題材にした四コマ漫画。

「支持」70%と「不支持」10%で合計が100%にならない調査結果に対して、つじつま合わせのように、なぜか「トンカツ弁当」20%という結果を加えてしまうというオチだが、関係者の間では受けたそうだ。

これは、GIGO という言葉と合わせて紹介されているが、これはGarbage In Garbage Out(ガーベジ・イン・ガーベジ・アウト)の略で、本書では、「ゴミが中に入ると、ゴミが出てくる」と解説している。

いかに、調査対象やサンプルが大事かを示している。

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