5707 ゆいレール資料館
先週に続く出張で、今日は沖縄へ。
いつもよりかなり早めに起床し、お昼には那覇空港に到着。
ふと、ちょっと行ってみたいところを思い出した。
那覇空港駅から徒歩10分ほどのところにある「ゆいレール資料館」だ。
その名の通り、沖縄都市モノレール「ゆいレール」に関する資料を展示している施設だが、平日しかオープンしていないうえに、たいていは空港に着いたらすぐに目的地に向かうから、存在は知っていても、これまでなかなか行くことができなかった。
ちょうどお昼だし、ランチ休憩を兼ねて、行ってみようと思い立ち、ゆいレール資料館に向かう。
空港からも近いにもかかわらず、空港内にも、向かう途中にも案内がないので、ちょっと不安になる。
とりあえず、モノレールに沿って歩けばいいだろう…くらいでいると、看板が出てくる。
資料館は、入口の坂を上がって、さらに、駐車場のちょっと奥まったところにある。
事務所を改造した感じの場所だ。
館内は無人。
演出なのか?節電なのか?館内は全体的に薄暗い。
入ってすぐのところは、ゆいレールグッズのコーナーで、買い求めるときには社員を呼び出すようだ。
建設から開通に至る歴史や各駅の情報などを主にパネルで紹介している。
2階にも展示フロアがあって、こちらは、主にモノレール以外の展示で、かつて走っていた沖縄県営鉄道(通称ケービン)のレールや写真などが紹介されていた。
もし、いまでも鉄道が走っていたら、どんな感じだったのだろう?
かつて、京都や大阪と鹿児島を結んでいた寝台特急「なは」のヘッドマークが展示されていた。
この愛称は、沖縄の本土復帰を願って名付けられたことに由来することから、運行終了後、沖縄に寄贈され、こちらで展示することになったらしい。
と思えば、北海道のSLや、ちょっと身近な京浜東北線で使われていた行き先表示板まで、沖縄とまったく関係がなさそうなものまで、鉄道なら何でもあり…の展示があった。
特別珍しくもない鉄道模型なども展示されていたが、あらためて考えると、ここは、沖縄県唯一の鉄道資料館なのだから、モノレールの枠を超えてしまうのも致し方ないのだ。
時間がなかったので、結局は慌ただしく見学を終えてしまったが、まさか沖縄で見るとは思ってもみなかった展示などがあって、楽しめた。
せっかくなら、空港とも協力して、もっと気軽に見学できるようになるといいのに…と思った。