[社会の窓]残るもの、無くなるもの…
ここ最近、自分が気になって写真を撮って置いたものが、立て続けにニュースになっていたので、まとめて取り上げてみる。
保存…スターハウス
高度経済成長期に日本住宅公団(現:UR都市機構)が建設した集合住宅のひとつで、上から見ると星のような形をしていることから付けられた愛称が「スターハウス」。赤羽台団地にあるスターハウスが、保存されることになったというニュースを見つけた。数年前、無くなってしまう前に…と思って写真を撮っておいたが、杞憂に終わってよかった。
建替…那覇市第一牧志公設市場
沖縄の那覇市第一牧志公設市場が老朽化にともない今日で営業を終了したという。仮設市場で3年間営業したのち、ふたたび現在の場所で営業を再開するという。建替られれば、いまの昭和を感じさせる雰囲気がなくなってしまうだろうから、ちょっと残念だ。
引退…京急800形
主に普通列車として活躍した京急800形が引退したという。都営地下鉄からの直通列車には使用されないので、自分はあまり利用する機会はなかったが、品川駅や通過駅などで見かけた特徴のあるデザインは、京急らしい車両のひとつだった。
解体…クロ381形
名古屋にあるリニア・鉄道館で展示されていた現存最後のパノラマ型車両、クロ381形の展示を終了させ、解体されることになった。
これは、東海道新幹線N700系量産先行車3両を展示するにあたり、“玉突き”で展示終了ということに…。今でも走っている車両を展示するために、現存最後の車両を解体するという判断は、なんとも理解し難いものがある。