5690 静岡鉄道に乗る
静岡駅は、3度目の出張だが、東京から1時間から1時間半で行けてしまう距離もあって、日帰りの慌ただしい行程となってしまう。
今回は23時までの作業立会いというミッションがあったことから、初めて泊まりがけとなった。
昨夜はホテルに着いた時間は遅かったが、比較的目覚めが良かったので、出社前にちょっと出掛けてみることにした。
向かった先は新静岡駅。
新静岡と新清水を結ぶ静岡鉄道に乗るためだ。
JR東海道線に並行して走る私鉄で、短い区間ながら、高頻度運転と朝の通勤時間には急行運転もしているということで、一度、どんな感じか見てみたかったのだ。
2両というかなり短い編成ではあるが、新静岡駅で待つ人は多い。
短い間隔で列車がやってくる。
乗ろうとした急行は、ちびまる子ラッピング車両だった。
ホームで待っていた客が全員乗り込むと空席が埋まった。
その間、車掌と運転士が交代して、出発の準備を整えている。
落ち着く間もなく、新静岡7時33発急行新清水行は出発。
新静岡を出ると、カーブが多くあまりスピードは出せないようだったが、かなりの駅を通過する。
通過する駅で待っている客も多い。
東海道線と並走する区間では、東海道線の普通列車が軽々と追い抜いていく。
7時49分新清水に到着。20分足らずだ。
新静岡ほどではなかったが、多くの人たちが、改札機を通り抜けていった。
駅は必要最低限の設備しかないという感じで、駅前は広場もなく、いきなり幹線道路になっている。
ふたたび、新清水駅へ。
さっき乗ってきた、ちびまる子ラッピング車両が、新静岡に向けて出発するところだった。
新清水駅の新静岡駅寄りには、構内踏切がある。
新型車両A3000形を間近に見る。
たった2両で小さく見えた電車も、構内踏切から見上げると、なんだかとても大きく見える。
これに乗って、ふたたび新静岡に向かう。
新型車両から見る前方風景はとても見やすい。運転もしやすいだろう。
帰りは、行きの「急行」と異なる停車駅の「通勤急行」。停車する駅の数はそれほど変わらないが、停車駅がけっこう異なるところが興味深い。
あっという間に、静岡駅に到着。行くときと同じ組み合わせで、ちびまる子ラッピング車両と並ぶ。
往復1時間足らずだったが、楽しく過ごすことができた。