5659 美術愛住館一周年記念 アンドリュー・ワイエス展
せっかくの長い連休なので、ふだん、なかなかやれないこと、行ったことのないところに行くことなどを意識して過ごそうとしているが、今日は、行ったことのない美術館へ。
四谷三丁目駅からほど近い「美術愛住館」は、堺屋太一夫妻の自宅を改装した美術館だそうだ。
かつて、こんな企画展もやってたなんて…知らなかった。行きたかった…。
入場料は500円とリーズナブル。
もっとも展示室は1階と2階の2部屋しかないこぢんまりとした美術館だったが、集中して鑑賞するには意外とちょうどいいボリュームかもしれない。
開館1周年記念という企画展が、今日鑑賞した「アンドリュー・ワイエス展」だ。
アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth, 1917-2009)は、名前だけは聞いたことがあるが、正直よく知らなかったが、アメリカを代表する国民的画家だそうだ。
「クリスティーナの世界」は、彼を代表する作品とのことで、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。
ここで展示しているのは、その完成作品ではなく、その習作だ。
なんだ完成作品じゃないんだ…と、一瞬思ったが、いや、実は、本作よりも、もしかすると見どころは多いかもしれない。
習作は、作家がどこに注目をして描こうとしたのかを如実に表すもので、もしかすると完成した作品よりも、その作品をよく表しているのかもしれないと思った。
かなりの数の秀作が展示されていて、作者の視点が興味深かった。