5630 RPA
最近、地方自治体でRPAを導入したというニュースを多く見かける。
埼玉県が15業務を対象に、富士通のRPA(ロボティックプロセスオートメション)ツール「FUJITSU Software Interdevelop Axelute」を4月に本導入する。定型業務の自動化で作業時間を最大92%削減し、政策立案時間の創出を目指すとしている。富士通が3月26日に発表した。
「RPA」とは「Robotic Process Automation」つまり「ロボットによる業務の自動化」のこと。
定型的な業務、単純な事務処理を自動化するものだ。
こうした考え方は決して新しいものではないが、人手不足が深刻化してきたことで、注目を集めるようになったのかもしれない。
埼玉県の例では92%も削減というのだからすごい。
この削減された時間を政策立案時間の創出にあてるということで、とてもいいことだとは思う。
機械にできる単純作業はは機械にまかせ、人はもっと生産性のある仕事をするように…という流れは理解できる。
でも、これまで、こうした単純作業があったおかげで収入を得てきた人たちはどうなるんだろう…とも思う。
そうした人たちは、厳しい言い方をすれば、自ら変わらなければならないのかもしれないが、言うまでもなく、決して簡単なことではない。
ある意味、ロボットに仕事を奪われることが現実として起きていると思うと、ちょっと怖い。