5620 気になる効果音
いくつかの鉄道会社で展開されている、駅の改札機を通過したことを家族にメールで知らせるサービスがある。
JR東日本では「まもレール」という名前でサービスが提供されているが、そのラジオCMをときどき聴くたびに、ちょっと気になるところがある。
内容を文字に起こすと…。
(子供の声)
僕がこうして改札を通ると…
ピッ!
(改札機を通過した電子音)
僕がどの駅でいつ通過したかを、ママに教えてくれるんだ。
それが、JR東日本子ども見守りサービス、まもレールっていうんだ。すごいでしょう?
(女性のナレーション)
ご家族の位置情報をお知らせする、まもレールのご契約は、安全安心のパートナーセントラル警備保障まで。
ラジオCMとしては別に問題はないだろう。
しかし、僕がどうしても、気になって仕方がないところがあるのだ。
それは…。
ピッ!
…という、改札機を通過した電子音のところだ。
勘のいい人はすぐに気付くと思うのだが、子どもは
ピヨピヨ
と鳴るはずなのだ。
つまり、この声は、子どもではなく大人 なのだ。
そういうふうに思いながらこのラジオCMを聞くと、いろいろな意味で、薄気味悪くなってくる。