5554 京都鉄道博物館を見学
午前中の見学を終えて、京都国立近代美術館に向かったおじゃことは別行動。
今回の旅行は「太陽の塔見学」とこの「京都鉄道博物館見学」が主な目的だったので、こちらも楽しみだった。
それにしても、最寄り駅である京都駅から遠い。
それもあってか、いま新駅建設中。
前回ここにやってきたのは、2014年10月だったようだから、4年ぶりだ。旧二条駅はそのままだが、その背後には、以前なかった、京都鉄道博物館がある。
入口には、新駅開業までのカウントダウンの電光掲示。
そのまま展示室には向かわず、すぐ脇に置かれている車両から見学開始。
いずれも他では見られない貴重なものばかりで、観ているだけで楽しくなる。
展示車両の多くは保護のため内部に入れないが、新幹線0系だけは入ることができた。
かつて使用されていたグリーン車と普通車は、最後尾の座席だけ座ることができる。
こうした食事ができる車両がなくなってしまったのは残念だけど、これも仕方がないのかも。
レトロな感じの速度計や、登場時珍しかった電子レンジなどの見どころは多い。
トワイライトエクスプレスの展示。
こちらも4年前に北海道ですれ違って以来の再会だ。
いよいよ博物館のなかへ…。
…とその前に、本線から博物館につながる線路を見る。営業中の線路とつながっているので、現役の車両を間近で見学できる。
今回展示していたのは、観光列車「天空の城 竹田城跡号」。内部も見学できた。
あらためて博物館正面から見ると、内部はこんな感じ。
一番目立つこの場所に置かれる車両のこだわりが、なんともマニアックな感じがする。
ボンネットのキハ80形の無骨さは素敵。100系新幹線が目立たない場所にあるのも前述のようにある種のこだわりの結果だろうか。
ディーゼル機関車やコンテナ列車の車掌車など、見どころが多すぎる。
EF66形電気機関車を真下から見られるように、床下ピットが歩けるようになっている。
電気機関車ならモーター、ディーゼル機関車ならエンジンなど、初めて見る光景がとても楽しい。
新幹線500系車両の独特なパンタグラフはどんな感じで立ち上がるのか興味があったが、ここでは、自分で操作することができて、一目瞭然だった。
車両ばかりでなく、台車や信号機など鉄道を支えるさまざまな機器や装置などの紹介も。
歴史なども詳しく紹介。懐かしい昭和の風景とか…
現在の駅改札を再現したもの、かつて使われていた装置なども展示されている。
かつて、みどりの窓口にあった、マルスの発券機や、出発時刻を表示する”パタパタ”なども懐かしい。
HOゲージの鉄道模型もあったが、観た場所がよくなかったせいか、あまりよく見えなかった。
人気は、運転シミュレータ。
鉄道にかかわるお仕事体験のイベント中だったので、一部見学はできなかったが、参加者の表情は真剣そのものだった。
TOMIXやプラレールのロゴを見かけたが、販売元のタカラトミーにとっては、最高の宣伝場所だろうな…と思った。
屋上に上がると、東海道線(京都線)や東海道新幹線が行き交う風景がよく見えた。
東海道線は次にどんな列車が来るかがわかるようにモニターが設置されている。
梅小路蒸気機関車館時代から続く、蒸気機関車の動態保存と体験乗車をやっていた。
間近で見る蒸気機関車はやっぱり迫力がある。
運転終了後、給水と給炭をして、ターンテーブルを何回か回った後に車庫へ。これもイベント見たいもので、たくさんのお客さんに見守られていた。
ほぼ閉館時間まで見学したが、全部見たというよりも、くたびれてギブアップという感じだった。
しっかり堪能できた。機会があれば、蒸気機関車の乗車やシミュレータなどにも挑戦してみたい。