5537 ”スカル”と”スカルプ”
東京ミッドタウンのデザインハブで開催されていた「企(たくらみ)」展 -ちょっと先の社会をつくるデザイン-を鑑賞。
「デザイン」とは、「意匠」や「造形」といった「形のあるもの」ばかりでなく、「形のない」人と人との間に生まれるコミュニケーション、それらを円滑にするサービスや仕組みも、デザインの一種だ。
今後注目されるであろう「地域社会・ビジネス・個人の暮らしに寄り添う『 デザイン 』の新たなアプローチを提示」するという企画展だった。
興味深い展示もあった一方で、自分には少しレベルが高かったのか、もう少しじっくり考えながら観るべきだったのか、全体的には、ちょっと難しい感じがしてしまった。
そのあと、少し、東京ミッドタウンを歩いていたら、ある店先に、ドクロの絵が描かれてるのに気づいた。
普段なら、特に興味もないので見過ごしそうだったが、ふと、こんなことを思い出した。
「『ドクロ』のことを『スカル』というけど、頭皮の『スカルプ』とは関係があるんだろうか?」
別に知らなくてもいいのだけど、なんとなく気になる。
どちらも頭に関係するし、スカルまで同じだったら、きっと、スカルからスカルプという言葉が生まれたのだろう…と思いつつ、軽く調べてみたら、Yahoo!知恵袋に載っていた。
skull 1.頭蓋骨 2.頭、脳
scalp 1. 脳天、頭蓋骨 2.頭皮 《とくにアメリカ・インディアンの間で戦利品とされたものに用いる》
というところから、元のスペルが違っていることがわかる。
回答者は、さらにここから英英辞書に当たっていて、(禿げ頭・頭蓋骨)を意味する「skalli」という古ノルウェー語で、2つはつながっていると紹介している。
なるほど、当然といえば当然なのかもしれないけど、こうして辞書で語源を調べる方法があるのだということに気付かされた。