5535 「この歳になって…」ではなく「いくつになっても…」
この歳になって、注意されるというのは、正直、ちょっとつらい。
言われていることが、至極もっともなことだと、余計に。
頭ではわかってるのだけど、どこか言い訳を探そうとしたり、正当化しようとしてしまう。
指摘を受け入れることができないのだ。
心のどこかに「このやり方で、これまで生きてきた」という自負があるのかもしれない。
でも、それが決して正しいという保証はどこにもないし、むしろ、それが誤っていたということが明らかになったのかもしれないのだ。
それに、そうした自負に自信を持てるか?というと、そんなことはないのだ。
むしろ、薄々苦手なことだったということも、正直わかっていた。耳が痛かった。
だから、指摘を受け入れて、それを改めない限り、これからの成長もないというのもわかっていたのだ。
ふと、先日、電車の中で見かけた、個別指導塾の広告を思い出した。
「苦手はぜんぶのびしろ」
たしかにそういう見方だってできる。
苦手をどう受け止めるか…
「この歳になって」…と思うのではなく、「いくつになっても、成長はできる」…と信じよう。