5527 保安検査の行列で思ったこと
保安検査場へのこんなに長い行列は久しぶりに見た。
もちろん、これは、ハイジャックやテロなど防ぐために行われているのはわかるが、これが、いまも世界中で行われているわけで、これに費やす時間は膨大だ。
もしも…もしも、ハイジャックやテロなどを起こそうとする人が存在しない世の中だったら…と想像してみる。
それは、きっと、恨みや憎しみがない世界だ。
日々の些細な不平や不満、そこから生まれる、怒りや苛つきなども、あってはならないだろう。
ありとあらゆることに対して、寛容にならないといけない。
ひとりひとりが変わっていけば、実現するだろうか?
自分からもっと寛容になったら…?
なんとか保安検査通過し、搭乗口へ。
もともとボーイング787のはずだったが、機材変更ということでボーイング777-200になってしまった。
先日ボーイング787型機を見学したばかりだったから、ちょうどいい機会…と思っていたのに残念…。
搭乗した777だが、WiFiサービス搭載機のはずなのに、まったく使用できない状態だった。
何度接続しても「のちほどお試しください」となってしまう。
まともに使えたことの方が少ないし、別に使えなくても大きな問題はないし、まぁ仕方がない…。
さらに…隣に座った中国人らしき男性の動作が雑過ぎて閉口してしまった。
座席は腕や足をこちら側にはみ出してくるし、機内誌をめくる音をわざとじゃないかと思うくらいうるさかったり、その読んでいる機内誌もはみ出して自分の視界に入ってくるし、挙げ句の果ては、大きないびきをかいて寝始める始末…。
文句を言うのも面倒なことになりそうだから、何も言わなかったが、しばらくはイライラしてしまった。
こうした苛つきも許されないのだとしたら、寛容になるなんて、とても無理だと思った。