5526 響き合う創造展
上野の東京都美術館へ。
メインの展示は、ムンク展で、入場まで30分待ちの行列。
「響き合う創造」展は、日本での滞在体験からインスピレーションを受けたフランス人作家28名の作品を展示している。
小さなギャラリーだが、興味深い作品がいっぱいだった。
日本のお祭りでは、ごくふつうに見られるが、あらためて見ると、顔がずらりと並ぶ光景は、ちょっとシュールだ。
日本人にとっては当たり前すぎるが、さすがフランス人芸術家は、見逃さなかった。
赤と黒で積み重なるのは…どこかで見たことがあると思ったら、鳥の骨(竜骨)だそうだ。
この作者にとって、家族揃っての食事を思い起こさせるようで、漆を纏うことで思い出のオブジェとなっている。
伝統的な編みの技術を3Dで再現し、網目で光を和らげ拡散させている。
そして、この作品の光源は、円形の蛍光灯だ。
フランス人の目には、日本らしい姿として映るようだ。こうした視線も、とても新鮮だ。
他にもいろいろと興味深い作品もあったが、今回は、ここまで。