5493 ときわ台駅を見に行く
東武東上線ときわ台駅の駅舎改修が完了したというニュースを聞いてからずいぶん経ってしまった。
今日、ふと、行ってみようということにした。
改修が完成したのは6月中旬だったようでもう3か月経っている。
もともと、ときわ台駅が開業したのは、1935年(昭和10年)で、当時の姿に再現されたようだ。
駅前に広がる常盤台住宅地の歴史や見どころを紹介するパネル十一枚を埋めたギャラリースペース「武蔵常盤小径(むさしときわこみち)」が作られた。
常盤台は、東武鉄道の沿線開発第一号。
東武鉄道が街づくりに関わり、住環境の保全に努めた。東武鉄道が定めた「常盤台住宅地建築内規」には、この地域に住宅を建てる場合は、設計書の提出や東武鉄道の着工時の立会い義務といった決まりを作っている。
車が通れない袋小路「クルドサック」をはじめ、曲線の多い道路が特徴だ。
駅構内も見どころ。
「板橋の田園調布」とも呼ばれる高級住宅街で、いまでもその雰囲気をとどめている。
でも、本家の”田園調布”には及ばなかったのは、東急の田園調布に対する思い入れと、東部の常盤台に対する思い入れの差に尽きる気はする。
鉄道ファンなら常識?だが、東上線は登場鉄道として開業したのち、東武鉄道に買収されたという経緯があるため、はた目から見ると、どうしても”傍流”に位置付けに見えてしまう。
もちろん、歴史的な背景もあるのだろうけれど。