5430 線の造形、線の空間展
菊池寛実記念智美術館に行ってきた。
初めての美術館だったから、初めても場所かと思ったら、美術館のすぐ目の前は、ホテルオークラの本館の建て替え真っ最中の現場だった。
このあたりは、以前歩いたのに、まったく記憶がない。
三角屋根の建物が展示室だと思ったら、こちら(西洋館)は非公開で、左手の建物だった。
今回鑑賞したのは、「線の造形、線の空間展~線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」という企画展(参考)。
展示室に向かう階段室に作られたインスタレーションだけ、写真撮影可能だった。
四代田辺竹雲斎によるもので、あとで調べてみたら、高さ7m、使われた竹は5000本を超えるという。
竹工芸だけを紹介する展示は初めてだったが、これがかなり面白かった。
初代田辺竹雲斎から四代目までの作品が展示されているが、それぞれ先代の作風を受け継ぎながら、自身の個性やその時代性も盛り込まれている感じが垣間見えた。
竹だけでここまでの表現ができるのか!という驚きの連続。
豪快に編み上げた作品がある一方で、ミリ単位以下の精度で整然と組みあがった精細な作品、竹の節をデザインに組み込んだり、変形した竹をうまく生かして取っ手にしたり…と、竹のすべてを知り尽くしたからこそできる、これぞ「超越技巧」と呼ぶにふさわしい内容だった。