5428 交通量調査に見る日本の将来
出張先で朝の散歩で歩いていたら、交差点でこんなものを見つけた。
「交通量調査をしています お手を触れぬようお願いします」
小さなカメラが交差点の方を向いている。
なんてことないが、なるほど、これはいい考えだ。
これなら、一日中、調査員を張り付けて調査する必要がないし、実際のカウントは屋外ではなく、モニターを置いた環境の良いところでできる。
誰もいなければ早送りして、細かく調べるときは停止すればいい。
必要に応じて、別の調査員がチェックすれば、カウントミスもなくなる。
素晴らしい方法だ。
…とも思ったけど、これまであった交通量調査で雇用は失われたことになる。
IT化は雇用を生み出すよりも、奪うことのほうが多いのではないか?…漠然と思っていたが、それを目の当たりにした気がした。
より生産的な仕事をすべきという考え方もあるが、決して悪い意味ではなく、こうした仕事の方が向いている人も確実にいるわけで、こうした人たちの雇用はどうしたらいいのだろう?