5387 カシオのデジカメ事業撤退
カシオがコンパクトデジタルカメラ事業から撤退するというニュース。
ついにきたか…という感じがはした。
年間の出荷台数55万台は、なんとピークの1割以下だそうで、むしろこの状況になるまで、よく生産を続けていたものだ…とすら思う。
自分とカシオのデジカメの関係は、なんといっても、EXILIM EX-S1 抜きには語れない。
接写ができないとか、画素数が低すぎるといったそれなりに大きな問題があったが、とにかく圧倒的にコンパクトで薄いという特徴は、かなりのアドバンテージだった。
その後、EXILIM EX-S1から別の新しいデジカメを買っても、そのアドバンテージは代えがたいものがあり、新旧2つのデジカメを併用してしまい、EXILIM EX-S1が完全に引退するまでには、結構時間が経ったと思う。
その後、スマートフォンがどんどんデジカメの機能に追いつき、さらにデジカメにはない機能が付いてくるようになると、デジカメを持っていく意味がなくなってくる。
こうして、スマートフォンの機能にデジカメの機能が包含され、持ち歩くことがなくなってしまった。
自分自身に起きたことが、まさに売れなくなってしまう経過そのままだった。
このニュースは寂しいけど、必然でもあったのだ。