5363 くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質
東京駅にある東京ステーションギャラリーへ。
建築家 隈研吾のこれまでの作品を竹、木、紙、石、土などの素材ごとに分類し、紹介していく企画展「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」を鑑賞。
写真撮影OKなので、気になった作品を撮りながら、鑑賞できた。
まず感じたことは、「コンクリート打ち放し建築の対極」にあるなぁ…ということだった。
そして、思っていた以上に、実は隈研吾の作品が身近に溢れてる感じということだった。
知らず知らずのうちに、彼の作品を目にしていたことを知る。
浅草寺の前にある、浅草文化観光センター…。
熱海に行ったときに建設中だった、COEDA HOUSE…。
東京ミッドタウンそばにあって、建設時から気になってた、パークコート赤坂檜町ザ・タワー…。
新国立競技場に、品川新駅(仮称)…。
再開発中の渋谷のビルや、豊島区役所など…。
素材を活かす…特に自然由来のものとなると、すごく時代に合った感じがするし、誰にでも受け入れやすい感じはする。
僕も建築家の思いみたいなものが伝わってくるような作品は好きなので、気に入っている。
ただ、あまりに完璧すぎて、非の打ち所がないというのは、ほんのちょっとつまらない気もしてしまうのは、単なるワガママだろうか。
建築にとどまらず、完全に芸術の領域にも活動の場を広げている感じ。
インスピレーションを掻き立てられた企画展で、とても楽しかった。