5291 やっぱりとらわれの聴衆
東京メトロ日比谷線で、新型車両に装備されている高音質スピーカーを使って、走行中にクラシック音楽を流すテストを始めたという。
以前から、車内放送のうるささが気になっていたので、複雑な思いでこのニュースを知った。
音というものは、どうしても耳に入ってきてしまうので、音が発せられてしまったら、それを聞くしか選択肢がない。
地下鉄車内に流される広告放送は、聞きたくない人も聞かざるを得ないということで「とらわれの聴衆」と呼ばれた…という話題を取り上げたことがあるが、まさにこれも同じことだ。
まぁ流されるのが、クラシック音楽で、広告放送とは違うから、聞いてみないと断定はできないが、やはり、これは余計なサービスだと思う。
なぜ、音に関しては「出す」一方で、「静かにする」という選択肢がなかなか出てこないのか?
多くの日本人が、音に対しては、かなり寛容というか、気にならないから、こうしたサービスが生まれてきてしまうのかもしれない。
こんな思いをしてる自分は、かなりの少数派なんだろうな。